赤松セツ子デザインお絵かき帳「ねむりひめ」

東海紙製品株式会社製のトーカイノート 赤松セツ子さんデザインのお絵かき帳 どうわシリーズ「ねむりひめ」 表紙はお姫さまのアップ 裏表紙はお姫さまと王子さまの全身 ふろくが豊富で 「ぬり絵」が２枚(表紙・裏表紙のそれぞれ裏) 「ぬり絵を兼ねたきせかえ」 「お絵かきコーナー」がついています きせかえは自分で色をぬり 裏表紙の裏のぬり絵のお姫さまに着せます お絵かきコーナーは バレリーナ、手の描きかたが示されています ノートは無地で44ページある分厚さで 大きさはＡ５版で糸綴じです 未使用で大切に保存していたので シミや汚れもなく、まったくの新品です 赤松セツ子は昭和30年代半ばから 光文社「少女」で「こだま姫」 講談社「なかよし」で 「しあわせの星」「乙女の祈り」 講談社「週刊少女フレンド」で 「みならい天使」「バラ姉妹」「奈々子」 集英社「週刊マーガレット」で 「青空はどこに」など 人気作品を次々に連載するとともに 若木書房の貸本屋向け単行本 「ひまわりブック」シリーズで 長編マンガを次々に執筆したほか 「赤松セツ子愛の物語シリーズ」 「赤松セツ子おかあさんシリーズ」など 個人シリーズも次々に刊行した超人気作家で 特に代表作である「しあわせの星」は 昭和36年２月号から39年10月号まで ３年９か月にわたって連載され 毎回カラーページや別冊ふろくになり ふろくのびんせんや封筒に採用され 「しあわせの星の会」という ファンクラブまでありました 千秋ねえさま、ユリねえさまと一緒に 白川のママに育てられた 日本とフランスの混血の少女 マリアンヌ(アンヌちゃん)が お祖父様の藤田画伯や お友だちのよしえちゃんの愛情に包まれながら 本当のママ、エルザ夫人と しあわせをつかむまでの波乱万丈に 読者たちはハラハラドキドキしながら 応援していました よほど熟知したファンも見分けがつかないほど よく似た絵柄のご主人、牧かずまさんとともに 昭和30年代半ばから40年代半まで 貸本マンガ、少女雑誌小学舘の学年誌などで活躍 その後もショウワノート、トーカイノート 三菱鉛筆などにイラストを提供し 少女たちに親しまれました 絵柄から考え昭和40年代半ば以降の デザインだと思います 昭和少女マンガファンのかた この時期の文房具をコレクションしているかた いかがでしょうか