九国のジュウシ 全1-3(完)卷セット
西公平
#西公平 #本 #BOOK #少年
時は戦国、筑前国。
戦の歴史の中でも、もっとも激しく凄惨な寡戦があった。
【岩屋城の戦い】――。
大友家家臣・高橋紹運率いる軍勢は700余に対し、対する島津軍は5万。
この戦いで高橋軍は圧倒的少数関わらず、2週間もの長きに渡り籠城戦を繰り広げたと言われている。
その立役者こそ本作の主人公、十四郎(じゅうしろう)。
彼は森の中で狼に育てられた野生児である。
紹運と十四郎の出会いを描く第1巻。
十四郎は戦のある度、戦場に赴いた。
母である狼の食料としてズバ抜けた強さで兵を蹂躙し、その死体を持ち帰るためである。
高橋紹運はその強さを買って自らの陣営に引き入れようと画策するが――。
最強の野生児・十四郎は高橋紹運の息子・千熊丸に修行をつけるため山に連れて帰った。
千熊丸にとって、その日々は何にも代えがたい経験となり、高橋家の戦力として帰還を果たす。
しかしそこへ紹運に来たのは、千熊丸の立花家への婿入りの話。
仕える大友家全体のことを考えれば悪い話ではないが――。
紹運はこれを機に十四郎を本格的に高橋家に引き入れようと画策する。
島津氏や龍造寺氏の強大化により、いっそう難しくなる九州平定。
島津氏の九州制覇を阻むものは、紹運が属す、大友氏のみとなっていた。
大友氏は当時の天下人・豊臣秀吉に協力を仰ぐが、豊臣軍が到着までにかかる時間は4ヵ月。
島津氏に比べ圧倒的に戦力差がある中、紹運は少しでも時間を稼ぐため岩屋城での籠城を選ぶ。
これこそが歴史に残る寡戦『岩屋城の戦い』。
その火蓋がついに切られた――。
日本史上もっとも有名な寡戦 『岩屋城の戦い』 に新たな解釈を加えた意欲作、いよいよ最終巻!
●配送方法:匿名配送/送料無料(らくらくかゆうゆう変更有)
●値引交渉:複数買い(2頁以上から)のみ対応
▼▼▼ 【確認事項】▼▼▼
ご購入・質問の際はプロフィール内容に説明がありますので、一読頂いてからのお手続きをお願い致します。