ゆっくり目を開けると、ベッドの上にいた。けがをしてるらしく、頭に包帯を巻かれている。いつ、とこで、とんな目に遭ったのか、何も思い出せない。「アンナ起きんだ!」見知らぬ男性が顔をのぞき込んで言った。「誰なの?」ふたたび薄れていく意識の中で相手に問いかけた。信じられない答えが返ってきた。夫、ですって?わたしは結婚なんかしていないわ。指輪の跡もないのよ。そのとき、すさまじい雷鳴と稲妻が幻覚となって現れた。指から外され、閃光にあたってきらめく結婚指輪!行かなければ…でも、何もわからないままどこへ行けばいいの?たくましい腕をさしのべるセバスチャンという“夫”に導かれて、結婚の夜まで記憶をさかのぼれば、自分が誰かわかるのだろうか。
出版社: #ハーレクイン (ハーレクイン・イマージュ)I-1063
Day Leclaire (原著), 安倍 杏子 (翻訳)
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シールの剥がしがあります。
「 #一夜だけの花嫁 」
#ハーレクイン・イマージュ
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