【売約済】コルトー／ショパン:24の前奏曲、子守歌、幻想即興曲、舟唄、他

ショパン ①24の前奏曲 作品28 ②前奏曲 嬰ハ短調 作品45 ③子守歌 変ニ長調 作品57 ④即興曲 第1番変イ長調 作品29 ⑤即興曲 第2番嬰 ヘ長調 作品36 ⑥即興曲 第3番変 ト長調 作品51 ⑦即興曲 第4番嬰 ハ短調 作品66『幻想即興曲』 ⑧舟唄 嬰ヘ長調 作品60 アルフレッド・コルトー（ピアノ） 1933～49年録音 コルトーのショパンは、融通無碍かつ洗練されたニュアンスに溢れたものです。その上に旧き良き時代のロマンティックな香りとファンタジー豊かな表現が加わり、聴くものを魅了せずにはおきません。 夢見るピア二ストといわれたコルトーのショパンなど、テンポ・ルバートの洪水だろうと聴く前から勝手に決めつけておりました。しかし、聴いてみてコルトーに対するイメージが180度変わってしまいました。目の前に広がるのは、霧にぼやけ、そこらじゅうに甘い香水を撒き散らすショパンではなく、ショパンの持つ深い詩情性と人間の魂の叫びにも似た、情念のドラマが展開されているのでした。録音年数の古さや、多少のミスタッチなど、この演奏の素晴らしさを聴けばいかに小さい事とか気づかされます。 コルトーが演奏したショパンは、前奏曲も練習曲もワルツも全てがかけがえのない貴重なCDです。繊細なタッチ、何とも言えないテンポの揺らぎ、メロディーの微妙なため、音色の細やかな変化など、コルトーでなければ聴けない演奏ばかりです。録音は1930年代ですが、私は問題なく音楽に浸っていられます。時間と空間を越えてきたこの演奏に、いくら感謝してもし足りない位です。 ショパンの前奏曲の詩情をあまりなく引き出したのがこの曲集だと思います。まずコルトーのピアノが良く歌うので、本当に心地の良いアルバムだと感じられ、まさにファンタジーの世界に溶け込んでしまうかのようです。また即興曲も、まさにこの曲のロマンが目に見えるように伝わってきます。コルトー名物のミスタッチも難易度が高いこの曲でははっきりと現れていますが、激しくもまた美しい詩情の前ではまったく気になりません。 輸入盤【廃盤】盤面傷無し ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4～5枚購入→450円引き