ヘルムート・ベッティガー『パウル・ツェラーンの場所』、法政大学出版局、1999年

ドイツ現代詩の世界でツェラーンほど日本で広く読まれている詩人はいないと思います。ヨーロッパ各地を移動し、最後はパリで自死したこの詩人についての、重要な研究書です。自分自身も文学研究者であり、ジャーナリストでもある著者が、丹念にツェラーンの足跡をたどりながら、他方で、同時代の様々な詩人たちとの交流をひもといた労作で、ツェラーン（ツェランと表記されることも多いですが）に関心のある方にとっては、必読の一冊かと。 新品のままに保管されていた一冊で、帯には多少スレ痕が出ていますが、それ以外は、どこにも目立つ傷や汚れや書き込みのない美品です。1999年の初版です。このコンディションでの入手はほぼ不可能な一冊と思います。写真でご確認ください。 参考までにAmazonへのリンクを貼っておきます。 https://www.amazon.co.jp/パウル・ツェラーンの場所-叢書・ウニベルシタス-ヘルムート-ベッティガー/dp/458800655X ＃パウル・ツェラーン　#パウル・ツェラン