集英社新書：永井荷風という生き方 / 松本 哉

誰もが生き方を模索している今の代に、格好の先人がいる。 それこそは、永井荷風その人。 荷風は世間の雑事に左右されることなく、数々の浮き名を流しつつ、自由気ままに生きた。 そんな荷風の生涯を、作品の魅力と共に解説する一冊。 ⭐︎ 集英社新書 / 永井荷風という生き方：松本 哉【著】 〜出版情報 人生、老いてますます楽し。永井荷風といえば、天下一品の名文で『歓楽』などを発表して、一世を風靡した文学者であったが、その生き方はかなりユニークで、親類縁者に頼らず、作家仲間と群れることもなく、ケチ、女好きなどと呼ばれながら満七十九年の生涯をたった一人で生き抜いた。死の前日まで、四十二年間にわたって書き続けられた日記『断腸亭日乗』には、永井荷風という作家として、一人の男としての本音が満ちあふれているだけでなく、明治、大正、昭和にわたる社会風俗、性風俗の貴重な記録ともなっている。 〜目次 初恋のころ 結婚と離婚の本音 日記の執念 女性とのつきあい 気ままな老い ユニークな食事風景 日和下駄 風流な主治医 反抗精神の裏おもて 口に出さない文明批評 〜著者 松本哉［マツモトハジメ］ １９４３年兵庫県神戸市生まれ。作家・風景画家。神戸大学理学部物理学科卒業後、河出書房新社などで物理・天文の専門書及び啓蒙書の編集に従事したのち、文筆業に。 〜出版データ 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2006/10/17) 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/17 言語 ‏ : ‎ 日本語 新書 ‏ : ‎ 224ページ ※カバー、紙面とも目立つ瑕疵はありません。　若干の経年感についてはご容赦ください。　非喫煙、ペットなし環境下で保管する一冊です。 〜 永井 荷風 ながい かふう 濹東綺譚 断腸亭日乗 あめりか物語 ふらんす物語 太田蜀山人 寺門静軒 柏木如亭 広津柳浪 田山花袋 文芸 随筆 エッセイ エッセー 人文/社会 ノンフィクション/教養