【MAGAIZNE】レコード・コレクターズ【特集】ポール・マッカートニー&ウィングス『バンド・オン・ザ・ラン』
ポール・マッカートニー&ウィングスの1973年作『バンド・オン・ザ・ラン』は長らく彼らの代表作の一枚として親しまれてきました。今回は50周年記念デラックス・エディションを中心にしながら、このアルバムの魅力を改めて振り返ってみたいと思います。オーケストレイションを施す前の“アンダーダブド・ミックス”からは、このときの彼らの不思議な“バンド”としてのあり方の面白さが見えてくるかもしれません。
■ ポール・マッカートニーのキャリアにおける代表作となったアルバムを振り返る(大鷹俊一)
■ 対談〜普遍的な魅力とウィングスのバンドとしての特異性を詰め込んだアルバムを語る(直枝政広×ポニーのヒサミツ/構成=松永良平)
■ 2024年に聴く『バンド・オン・ザ・ラン』(柴崎祐二)
■ 波乱に満ちたアフリカへの旅がもたらしたものとは(藤本国彦)
■ 『バンド・オン・ザ・ラン』全曲ガイド(萩原健太)
■ ゆるいテーマでつながった『バンド・オン・ザ・ラン』の歌詞を読み解く(朝日順子)
■ 『バンド・オン・ザ・ラン』50周年記念エディション解説(小山守)
■ 追悼デニー・レイン〜“ポールの片腕”にとどまらない豊潤なキャリアを振り返る(若月眞人)
■ デニー・レイン重要アルバム選(若月眞人)
【特集】 ザ・ポーグス〜シェイン・マガウアン
パンク・ロックがもたらしたたぎる衝動と、アイルランド音楽の芳醇さを見事融合させた、唯一無二の音楽性を誇るザ・ポーグス。彼らのメイン・ソングライター/ヴォーカリストであり、バンドの顔だったシェイン・マガウアンが2023年11月30日に亡くなりました。血の通った人間の営みを胸に響く歌詞に仕立てた街角の詩人が送った人生は、彼の生み出した音楽のように波乱万丈でユーモアと悲哀に満ちたものでした。早すぎたその死を悼み、キャリアの中心だったザ・ポーグスを軸にして、その足跡と彼の遺した作品を振り返ります。
■ ヒストリー(五十嵐正)
■ ザ・ポーグス〜シェイン・マガウアン&ザ・ポープス・アルバム・ガイド(小野島大)
■ シェイン・マガウアン関連重要音源紹介(行川和彦)
■ 映像で見るシェイン・マガウアン(村尾泰郎)
【特集】 リトル・リチャード