ブダペスト弦楽四重奏団／ベートーヴェン：弦楽四重奏曲第7.10.13番、大フーガ

ベートーヴェン　2枚組 disc 1 ①弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』 ②弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』 disc 2 ③弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130 ④大フーガ変ロ長調 Op.133 ブダペスト弦楽四重奏団 　ヨーゼフ・ロイスマン（第1ヴァイオリン） 　アレクサンダー・シュナイダー（第2ヴァイオリン） 　ボリス・クロイト（ヴィオラ） 　ミーシャ・シュナイダー（チェロ） 録音：1958年～61年（ステレオ） 交響曲、ピアノソナタ、弦楽四重奏はベートーヴェンの三本柱と言える圧倒的存在。その中で一番取っ付きにくいのが、この弦楽四重奏曲。まずはこの4曲から聴いてみてください。 一聴するとこの楽団はアルバン・ベルク四重奏団などとはまるで違う無骨な音で、真っ直ぐ構造的に音楽の核心に迫っていくが、それはドライでも、増して無味乾燥でもない。すぐに聞き手は強い緊張感に支えられた「強靭で熱い響き（ずしりとした低音、輝かしい高音）」から、曲の姿がくっきりと描き出されるのを目の当たりにすると同時に、その時々の作曲者の想いへの深い共感を味わうことになる。こうした様式が第7番で威力を発揮するのは当然だが、後期の第13番の演奏の「強く、深く、荘厳な美しさ」にも打たれた。ともすれば難解とされる後期の曲の高みへの絶好の道しるべとなりうる。 確かに、ちょっと聞くと地味な演奏に聞こえます。しかし、細部までよく練られた聞き込むほどにすばらしい演奏です。派手さがない分、ベートーヴェンの音楽そのものが響いているように感じます。特に「７番」は超弩級の名演。ヴィオラの存在感、チェロの高音域の緊張感、もうたまりません。ベートーヴェンが時代を超える現場に立ち会える演奏だと言いたいです。未だにこれを凌駕する演奏は現れていない。 何と充実した時間を過ごさせてくれる名演奏の数々なんでしょう。 一時代を画した演奏とは、まさにこのような演奏を指します。 録音年代の割には、それ程、悪くない状態の録音も高評価の一因です。 国内盤、帯無し、盤面傷無し、CDclub盤 開封済みですが新品に近い美品です　11 ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 　あと1枚購入→150円引き 　あと2枚購入→300円引き