中世の異端者たち

中世の異端者たち 世界史リブレット 甚野 尚志 山川出版社 1996 正統と異端が織りなすダイナミズム。これは他の文化圏とくらべて、中世ヨーロッパ世界に特徴的な歴史事象である。ヨーロッパでは、中世の正統と異端の相克のなかから、宗教改革の理想も市民革命の精神も生まれたといってもよい。本書では、中世の異端者たちの理念と現実を、個別のセクトの教義と運動のあり方から描き出し、ヨーロッパ社会にとって異端とはなにかという問いに迫る。 目次 異端の問題とはなにか 古代から初期中世の異端 教会改革からヴァルド派へ カタリ派 千年王国主義と異端 自由心霊派 ウィクリフとフス 宗教改革への展望 中世ヨーロッパの異端を概略的に知ることが出来る入門書。 ページ数も少ないが、要点を押さえ、かつ代表的な異端を取り上げているため、初学者には最適な本である。 各異端の教義を中心に取り上げられており、カトリックとの違いを明確にしやすい。 キリスト教史を学ぶ上で、欠かすことのできない本の一つだろう。（レビューより） カバーに少しスレが見られますが中はきれいです。 #異端 #差別 #キリスト教 #法王 #アリウス派 #三位一体の否定 #ドナートゥス派 #秘蹟授与の執行者の適格性 #ヴァルド派 #原始教会への回帰と教会腐敗批判 #カタリ派 #ゾロアスター教的二元論 #マニ教 #自由心霊派 #汎神論 #道徳不要論 #フランク史 #ガリア #アルビジョア十字軍 #十字軍 #ベジエでの虐殺 #本 #BOOK #思い出本屋 #思い出本屋宗教 #思い出本屋哲学・思想 #思い出本屋宮廷 #思い出本屋西洋史 #思い出本屋西洋中世 #思い出本屋ヨーロッパ #思い出本屋中近東 #思い出本屋政治 #思い出本屋ビジネス #思い出本屋宮廷