ミケランジェロ・アントニオーニ監督の名作「欲望」の映画サントラとなります。
タイトル曲はモッズDJご用達。サンハウスの元ネタ、YARDBIRDSのガレージナンバーA7、DEE-LITE"GROOVE IS IN THE HEART"ネタのA5を収録。
それをジャズの巨匠(当時は60年代なので、若手の天才)ハービー・ハンコックが担当。
どの曲も美しく、スタイリッシュな良作。
サントラなので、曲時間は短めで、その分リラックスして聞けます。
力の入った長い傑作に疲れた人などおすすめです。
当時映画の試写会で、ハンコックは初めての映画音楽担当だったので、意気揚々と正装で出席。が、自分の音楽がまるで目立たない形に編集されていて、監督にクレームを入れたそうです。
しかし、後日映画は映画を見るためのもので、音楽を聞くためのものじゃないな、と思い直し、再度映画として鑑賞すると、監督のアレンジとコーデに納得し、謝罪したとのこと。劇中で使われるヤードバーズの曲と、ボツになったトゥモローの数曲も収録。