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(未使用)1957年ガーナ独立記念 4種完

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1957年3月6日に西アフリカのガーナで発行された独立記念(1957年3月6日 独立)切手です。4種そろっています。 図案は ガーナ初代大統領 クワメ・エンクルマ(Kwame Nkrumah 1909 - 1972)とヤシハゲワシ、そしてガーナの位置を示すアフリカの地図です。 ガーナと聞くとガーナチョコレートを連想する方も多いかもしれません。 ちょっと以下の遠い異国の黒い歴史を読んでください。 昔々、普通に暮らして王国等が栄えていた地域がありました。ギニアと呼ばれていました。 そこにポルトガル人が到来(15c)。海岸部のエルミナという町に城塞を築きます。これは、内陸においては金が、そして当時の主要な「産品」であった奴隷(=現地の人です)、を輸出する拠点とするためです。そして海岸は「黄金海岸」と呼ばれるようになりました。これは、奴隷制が廃止される19世紀まで続けられます。 ヨーロッパの経済基盤を作り上げたこの大西洋三角貿易で、多くの現地の「産品」(=人です)が、アメリカ大陸に連行。1776に独立したアメリカ合衆国においては、そのまま労働力として使われることになります。 ところで17世紀には奴隷貿易で力を蓄え、ヨーロッパ人から購入した銃火器で周辺の民族に対して優位に立ったアシャンティ人がアシャンティ王国を建設。王国は18世紀から19世紀初頭にかけて全盛期を迎え、海岸部のファンテや北部のダゴンバなどを支配下に収め、現在のガーナの版図の大部分を勢力下にします。しかし、19世紀初頭にイギリスをはじめとする各国が奴隷貿易を禁止すると、アシャンティの主力輸出品は金となり、以降は欧州諸国(主にイギリスですが)に攻められては、国土を削られてゆき、3回目のアシャンティ侵攻で、国王プレンペー2世は捕らられてセーシェルへと流罪にされ、実質的にアシャンティ王国はなくなってしまいます。 ガーナの独立は、第二次世界大戦でイギリスの国力が衰えきるまで待たなければなりませんでした。 b3
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