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アンドロイドは人間になれるか

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アンドロイドは人間になれるか 石黒 浩 定価: ¥ 730+税 #石黒浩 #石黒_浩 #本 #日本文学/評論・随筆 ✦自分のことは他人にしかわからない ふしぎなことに、人間は自分を直接見る手段をもっていないのである。目で自分の全体像を直接見ることもできない。耳を使えば自分の声が聞こえ、鼻を使えば自分の臭いがかげる、と思うかもしれない。だが自分に聞こえている声は、他人が聞いている声ではない。録音した自分の声を聴いたことがある人も多いだろう。他人に聞こえている声は、あれなのだ。口臭や体臭のきつい人は、それに慣れてしまい、自分の臭いに鈍感になっている。……… 考えてみれば、人間の感覚器はすべて外側を向いている。人間の感覚器は、皮膚が変異をしてできたもので、外と自分との区別だけをするためにつけられている。耳は、自分の鼓動を聞くための耳ではない。自分の外部の音を感知する器官だ。内側を向いている感覚は、何ひとつない。たとえば、食べたものがきちんと消化されているかどうか認識するために胃に目があってもよかったのだが、そうはならなかった。 ……… ✦「自分らしさ」など探すな 人間は自分のことを知らない、だが、自分とは何かということを探しつづける生きものである。……… 画家には、二通りの描き方がある。計算し尽くして描くタイプと、いきなり完成形が「見えて」しまって描けるタイプだ。たとえばシャガールは後者だろう。計算ゼロの落書きのように描ける。………。なぜこんなに適当に描いてバランスのいい絵になるのか、よくわからない。……… こうした感覚、こうした努力は、研究者にとって重要である。たとえばロボットにはさまざまな側面があり、開発や運用にはさまざまな知見を必要とする。僕ははじめコンピュータを学び、それから機械制御を学び、機械設計を学び、認知科学を学び、いまは脳科学を学んでいる。このようにひととおりのことはやっているが、はじめからなんでもできたわけではない。人間とは何か、自分とは何かという問いを突き詰めていった結果、多様な領域に首を突っ込むことになった。……… 〈第9章 アンドロイド的人生論               より〉 美品
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