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★角川文庫マイディアストーリー 十七歳の夏 モーリーン•デイリ作 中村能三訳

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ぽんちゃん
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★平成2年第16版発行。紙カバー付き。 ★カバーやや背ヤケ有り、スレ有り。 ★三方に経年ヤケ、シミ汚れ有り。 ★本文ページ内にも、汚れの有るページやや有り。 ★製本はしっかりとしており、大きなシミ汚れ等は無く、通読に支障は御座いません。  主人公の17歳の少女アンジイの、初夏から晩夏までの一夏の恋を描く美しい物語です。  夏の朝の、爽やかな暑さや、アメリカの田舎町のカントリーパーティー。ドラッグストアでのデート、彼の車でのドライブ、全てが懐かしさと切なさが有ります。  ダンスパーティーに着ていくドレス選びで、長いリボンを結んで、ドレスの裾まで垂らす、というアイデアは素敵。若い頃、自分もやりたい!と憧れたものです。  アンジイを取り巻いて、姉ロレーンの、好きな人に振り回される情けなさや、友人マージイの恋も折々挟まって、物語に膨らみが出来ています。  マージイとフィッツのカップル、大好き同士だったのに、夏の終わりには相手のアラが鼻について仕方なくなってしまうという、気持ちの変化。(男の子の弱い面、運転が苦手などの弱点を目にすると、一気に冷めてしまう少女の恋心の、残酷で儚いこと。)  恋してる間はお互いが凄く良く見えて、両思いになって暫くすると、今度は欠点ばかり目に入る。痘痕も笑くぼから、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、に変わる恐ろしさ。   アンジイとジャックも、秋からは全く別の人生になります。アンジイは大学へ、ジャックは就職で町を離れます。多分、二度と同じ気持ちには戻らない二人です。  そう、青春って美しいけれど、とても我儘な、自分の気持ちで手一杯の生き物になる時期なんですね。そこを乗り越えて、本物の愛に辿り着く迄の、鍛錬の期間でもあるのですが。  近年の、どぎつすぎる描写のある恋愛ものとは違います。古き良き時代1940年代のアメリカの、プラトニックな恋物語は、アンジイの心の揺れをつぶさに描いていて、読む人の心に、初恋を思い出させてくれます。  アンジイの言葉遣いの美しさ、往年の原節子さんの映画を思い出す、本当に美しい日本語に訳されています。  個人保管の中古の品です。状態は上記★書きと、画像よりご判断下さい。  先々入手困難となる古い本にご理解の有る方との嬉しいご縁をお待ち致しております。
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