高原の翳り　松永伍一

「高原の翳り」日本交通公社 松永 伍一 定価: -1200円 登山 山岳 山岳小説 松永伍一】詩人・評論家。 1930(昭和 5)年、福岡県三潴(みずま) 郡大莞(おおい)村(現:大木町)に生まれる。 福岡県立八女中学校 在籍時、東京から疎開してきた詩人・川崎洋と友人になり、詩作を勧 められたことをきっかけに、文芸の道を歩み始める。 花宗中学校助教 諭時代、教務の傍ら、文芸部の顧問を務め、文芸部雑誌「河童園」を創刊、 また自らも処女詩集『青天井』を出版する。 歌人・柳原白蓮に才能を 見出され、1957 年に上京する。1967~70 年に発表した『日本農民詩史』 全五巻で毎日出版文化賞特別賞受賞。 以後、全国各地の子守唄を取材 した『子守唄の人生』、『一揆論』などの民俗学的評論、評伝『青木繁』 のほか、 美術評論、旅行記、エッセイなど幅広い方面にわたり旺盛な 文筆活動を展開した。その傍ら、水彩・油彩を描き、20 回余り個展 も開いた。 2008(平成 20)年、東京にて死去。享年 77。