CD
MARZ名義ではポップな作品を作る一方、本名では至ってシリアスな路線のこの人。ソロとしては3年振りとなる今作は、エレクトロニカ的サウンドは控えめに、自身のうたも聴ける実験ブルース作品に!
STEPHAN MATHIEUとのコラボや、今までのソロ作品で聞けた繊細でエモーショナルなアコースティック・エレクトロニカとはうって変わり、本作では渋声と生演奏、デジタル・プロセッシングを溶け合わせた、エクスペリメンタル・ブルースに挑戦。うたとギター、トランペット、ハーモニカで奏でられる伝統的で渋いブルースと、コンピュータのDSPサウンドのとても刺激的な融合が素晴らしく、JOHN FAHEYの作品群~フリー・フォーク好きにもオススメです!2004年作『SOUND CHAMBERS』で共演したJOSEPH SUCHYやFRANZ HAUTZINGERも、それぞれ、ギター/バラフォン、トランペットで参加。