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【内容紹介】
伝説のロック・バンドがあった。その名は「フルハウス」。一世を風靡し、時代を駆けぬけ、たった6年で散った幻のグループ。惜しまれながらも散開した5人の男たちは、己の夢を食みながら、己の道を歩んでゆく。幾つもの夜が通りすぎ、幾つもの夢が砕けていった。7年の歳月が流れたある日彼らは、デビュー当時に世話になった横須賀のクラブが廃業寸前であることを知る。彼らは、かつて輝いた一瞬の光茫を求めて、愛し、傷つき、叫び、そして再び楽器をとった。翳りゆく夜に交錯し弾けた、青春の残像。心のかけら。灼けた夢の鎮魂歌。人間の“血”を通底して描き続ける著者が贈る、熱き魂のロック小説。
戸井十月(1948年10月12日 - 2013年7月28日)は、日本の作家、ルポライター、映像ディレクター。factory喜望峰(株式会社 喜望峰)所属。東京都新宿区生まれ。本名も同じ。父は画家で、秩父事件研究の第一人者である戸井昌造。妻はイラストレーターの中村鈴子。母の妹の夫(義理の叔父)に俳優の西村晃がいる。
父の影響で画家を志し武蔵野美術大学に入学するが、学生運動に傾倒し中退。イラストレーター、ルポライターを経て作家となる。暴走族の取材をきっかけに32歳でバイクの免許を取得して以来、南米を中心に50カ国以上、25万kmを越える距離を走破した。また、メキシコのバハ・カリフォルニア半島で行われるラリーレイド「バハ1000」(Baja1000)に日本人として最多出場の経歴も持つ。世界の五大陸をバイクで走破する「五大陸走破行」を実行、2009年11月完了した。また、フィリピン残留日本兵についての番組を制作し、ATP賞テレビグランプリのドキュメンタリー部門優秀賞を受賞。俳優としての活動もあり、主演映画『狼』では、大杉漣と水月円を両肩に担いで歩く場面などがあって壮健ぶりの記録となっている。
少年時代より水木しげるのファンであり、彼と妻布枝に対して取材を行った。2013年7月28日午後0時20分、肺がんで死去
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