「暗闇にひと突き」
1985年ハヤカワPB1453初版本
著者:ローレンス・ブロック
訳者: 田口 俊樹
若い女性ばかりを狙った九年前の連続刺殺事件はニューヨークを震撼させた。
犠牲者は皆、アイスピックで両眼をひと突きされていたのだ。
ブルックリンで殺されたバーバラも、当時その犠牲者の一人と考えられていた。
が、数週間前に偶然逮捕された犯人は、バーバラ殺しだけを頑強に否定し、アリバイも立証されたという。
父親から真犯人探しを依頼されたアル中探偵スカダーが、困難な調査の末に暴き出した驚くべき真相とは?
「八百万の死にざま」
1984年ハヤカワPB1431初版本
キムというコールガールが、足を洗いたいので代わりにヒモと話をつけてくれという。
わたしが会ってみると、ヒモは意外にもあっさりとキムの願いを受け入れてくれた。
だが、その直後、キムがめった切りにされて殺された。
容疑のかかるヒモの男から、わたしは真犯人探しを依頼されるが……マンハッタンのアル中探偵マット・スカダー登場。
大都会の感傷と虚無を鮮やかな筆致で浮かび上がらせ私立探偵小説大賞を受賞した大作❣️
マット・スカダー・シリーズの第四弾、五弾作品となります♪
ワタクシ勝手に“感傷篇”と名付けてはおりますが、叙情性を高く感じる作品となっているかと♪
古書レベルとしての本の状態は概ね良好かと♪