Carmen Herrera: Lines of Sight is the first
ニューヨークを拠点に活動するキューバ系アメリカ人アーティスト、カルメン・ヘレーラ(Carmen Herrera)の作品集。作者の人生と作品を紹介している一冊。1915年にキューバで生まれ、70年以上に渡って絵を描き続けた作者は、近年になってようやく国際的な高い評価と注目を浴びるようになった。ハバナ、パリ、ニューヨークで活躍した作者の1948年から78年までの初期の作品が初めてまとめられている。キューバ時代の初期の習作、戦後パリで開催された抽象主義美術の展覧会「サロン・デ・レアリテ・ヌーベル」に参加した時のこと、ニューヨークで生み出した画期的な作品などを取り上げ、ラテンアメリカの前衛芸術という広範な文脈の中で作者の作品を読み解いた幾つものエッセイを同時収録。