ファンタジーの金字塔、謎の紡ぎ手マキリップの代表作《イルスの竪琴1〜3》
ハヤカワFT文庫版全冊初版本❣️
「星を帯びし者」
1979年ハヤカワFT文庫版初版本
訳者: 脇 明子
幽霊との謎かけ試合に勝って、大国アンで王冠を手に入れたヘドの領主モルゴン。
だが王女と結婚すべくアンにむけて再び船出するや、船は難破し海に投げ出される。
モルゴンの額の三つ星、執拗に彼の命を狙う、不気味な変身術者たち。
数多の謎の答を求め、星を帯びし者は偉大なる者のもとへおもむく。
「海と炎の娘」
1980年初版本
星を帯びし者モルゴンがエーレンスター山に向かったまま消息を絶って一年、ヘドの領国支配権が弟に移ったという知らせが入る。
モルゴンを殺したのは誰か?
なぜ偉大なる者は何もしてくれなかったのか?
同道していた偉大なる者の竪琴弾きはどこにいったのか?
モルゴンの許嫁レーデルルは答えを求めて旅立つ決心をする。
謎が謎を呼ぶ、ファンタジー❣️
「風の竪琴弾き」
1981年初版本
イムリスの戦は拡大を続け、アン、ヘルン、アイシグ、オスターランド、そしてモルゴンの故郷ヘドでさえものみこもうとしていた。
なぜ自分は命を狙われるのか、偉大なる者はどこにいってしまったのか、変身術者とはいったい何者なのか。
答えを求めて、モルゴンはレーデルルとともに、生き残った魔法使いがいるランゴルドへ向かう。
ファンタジー史に燦然と輝く、稀代の三部作完結❣️
最初は登場人物の多さと作者の思考回路(やたら“謎”だらけ)に戸惑います♪
そこは、辛抱、しんぼう、シンボウ、やがてストーリーが自ずと流れはじめます♪
作者の想像力、飛翔力に楽しく寄り添うことが可能に♪
はっきりと言える自信はありませんが、人類が古代より信ずる“共有性”、世界に溢れかえる人類の普遍的な神話の世界に垣間見る“親和性”を感じていただければと♪
まさに、マキリップの代表作❣️
しかしながら、ワタクシ最後まで理解しようと努めましたが、突き放されました♪
結局は、ココロで読むことなんでしょうね、この本はね♪
お楽しみあれ♪
経年劣化に伴う焼け、カバーのスレが発生しています♪
しかしながら古書レベルとしての本の状態は極めて良好かと♪