ペンデレツキは作曲家としての存在同様、指揮者としても名が知れた音楽家です。自作自演ならではの、作品に対する安心した解釈を聴くことができます❗
CD1
①交響曲 第2番 「クリスマス交響曲」
②テ・デウム
CD2
③ラクリモーサ
④マニフィカト
⑤カノン
ヤドヴィガ・ガドゥランカ:ソプラノ②③
エヴァ・ポドレシュ:メゾソプラノ②
ヴィエスワフ・オフマン:テノール②
アンジェイ・ヒオルスキ:バリトン②
クラクフ・フィルハーモニー合唱団②
クラクフ・フィルハーモニー少年合唱団④
クラクフ・ポーランド放送合唱団②④
クラクフ・ポーランド放送交響楽団①②③
ポーランド国立放送交響楽団④
ポーランド放送交響楽団⑤
クシシュトフ・ペンデレツキ:指揮
録音:①②③ 1983 年
④ 1975 年
⑤ 1972 年
EMI:7243 5 74852 2 7(輸入盤)
多くの現代作曲家がそうであるように、ペンデレツキも時代によってその作風が大きく変化しています。
1960 年代はトーン・クラスター(全ての音を同時に発する混沌とした響き)の第一人者として前衛的な音を好んで書いていましたが、70 年代以降は懐古的な作品も多くみられます。
「マニフィカト」には、1960 年代におけるヨーロッパの前衛音楽を代表するトーン・クラスターがふんだんに用いられています。
1979 年から 1980 年の冬にかけて作曲した「クリスマス交響曲」には、「きよしこの夜」等のクリスマス音楽が全曲に渡って反復されながら引用されています。前衛的な手法は影を潜め、ロマン主義の作風を持った過去を見渡すもので、豊かなネオ・ロマンティックな表現に満ちています。驚くほどに、聴きやすい音楽を書くようになりましたね。
「テ・デウム」は悲痛な叫びと諦念に満ちた美しい響きが交錯し、まるで夢のような世界を鮮やかに目の前に出現させる名曲です。独唱者のアンサンブルが強い印象を残します。
どちらも、盤面に小さな傷があります。
素人検品です。傷の捉え方には、個人差があります。
出品前に、全曲の再生確認してあります。
問題なく、再生できます。
解説書に、経年による汚れがあります。
背の片側が、色褪せています。
写真を必ずご確認願います。
自宅で長期保管していた物です。
神経質な方は、購入を控えてください。