中啓 朱塗金銀無地
中啓(ちゅうけい)は、扇の一種です。
折りたたんだ状態で、扇の上部がひろがった形になるのが特徴です。
「啓」は「開く」という意味です。
たたんだ時に上端が「中ば(半ば)啓く」という状態から、中啓と名付けられています。
末広(すえひろ)とも呼ばれます。
室町時代後期ごろから用いられたとされており、
公家や武家において、笏(しゃく)のように威儀を正したり、儀礼の具とされました。
公家においては、扇の中でもっとも正式な檜扇に次ぐものが、中啓でした。
この他にも、能や狂言・歌舞伎の舞台でも使われるようになり、現在に及んでいます。
現代でも、僧侶、あるいは地域や神社によって違いがありますが、神職によって神事に中啓が用いられます。
■サイズ(約・mm)
幅11.5センチ×厚2.1センチ×長30.2センチ(以上参考サイズ、素人測りで多少違う場合がありますので、ご了承下さい)
参考価額:13700円
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