ドラゴンモデルズ1/6ドイツ赤十字社従軍看護士　エルザ

ドラゴンモデルズ社製、2000年に発売されたDRK (Deutsches Rotes Kreuz)ドイツ赤十字社従軍看護士　エルザのフィギュアです。"RUSSIA 1942" のタイトル通り1941年初冬には記録的な冬将軍の到来によってあと一歩の所でモスクワ陥落を阻まれたドイツ軍が翌1942年春から初秋にかけ東部戦線をロシア南部にまで拡大、満を辞して挑んだロシア攻略への時期を想定しています。1933年○トラーがドイツで独裁体制を固めるに連れてドイツ赤十字もナ○スの支配下に置かれ1937年12月にナ○スの法的認可団体に、1938年末には最終的に内務省の社会福祉団体の1つとして事実上党の一部となってしまいます。前線が拡がるに連れ1943年には単なる医療サービスでは無く軍の統制下に置かれ医療部隊と共に最前線にも展開して行きました。待遇的にも徴兵された兵士と同等の扱いとなっています。出品のフィギュアは細いライトブルーのストライプが入るワンピースに白い前掛け付きエプロン、黒いストッキング(レースのフリルが付いているのは見えないオシャレ？／写真9)姿の制服、第一ボタンにはドイツ赤十字社章バッジも正確に再現されています。エルザは白い革靴を着用していますが当時の記録写真では本来汚れが目立たない黒色が一般的だった様です。また付属品としてストレッチャー&介護医療用の三角巾が付属品として同梱されています(ストレッチャーは付属の脚パーツを差し込んで簡易ベットとして使用可)。そして負傷兵をカスタムして製作する際に通常の手首から先を差し替える事が出来る包帯を巻いた状態の左腕、同じくブーツを脱がせて差し替え出来る包帯を巻いた右脚が付属します(強度の面から余りお勧めはしませんがパーツ差し替えによる負傷兵カスタムの説明書コピー有り/写真11)。どちらの包帯もグロテスクにならない程度に一部が赤く染められています(汚れではありません) 。コンディションは未使用品でフィギュア本体は非常に良い状態を維持していますがBOXには傷や擦れ、経年劣化による軽度の黄ばみが上蓋の面(写真12)に有ります。ご興味がお有りの方、宜しくお願い致します。