冥界遊び
山口昌男
筑摩書房 Scrap book 1986
「型とスタイル」「相撲の宇宙論」など長短さまざまの評論、エッセイ、インタヴューを収録。あらゆる領域へむけて発揮される著者の旺盛で知的な遊び心の展開。
目次
I 知のスタイル
大学の外に「知」の愉しみがある
歴史の中の情報と反情報
文化の仕掛けとしての都市
型と「スタイル」
知の前衛と後衛 60年代からの証言
II 笑い・パフォーマンス・観客・万国博
笑いはコミュニケーションのチャンネル
いま、なぜパフォーマンス?
開かれた身体性へ
観客は演技する 東京と劇場
万国博の匿れた水脈
III 人類学と記号論のはざま
見世物の人類学へ
象徴人類学への道 さかさまの世界論の地(知)形図
広場の精神誌
優雅な遊牧民
相撲の宇宙論
足の文化記号論 下半身のメタファー
結婚
メルヴィルとトリックスター論『信用詐欺師』論
IV 芸・音・光・色
能と歌舞伎:形式の美
神話的時間の中の演劇
神楽面の仕掛け
音の秘儀に私たちを誘う
絵画・祝祭・音楽
私と「イヴェット・ギルベール」
絵画の笑い カーニヴァル的想像力
表現主義の催しをみて
V 人と仕事
時間「はじまり」と「いま」 河原温
さらば寺山修司
宿命を演劇に表出
寺山修司 知的領域の侵犯者
ルイズ・ブルックスと1920年代
蘆原さんとサーカス道化の研究
大知識人時代終わる 林達夫氏を悼む
糸井重里『スナック芸大全』
戸川純『樹液すする、私は虫の女』
肉体の本性 工藤哲巳
仕掛けとしての佐藤信
武田秀雄とイメージの遊戯
VI エッセイ・アトランダムー旅・故郷・etc
学者無宿 さまよえる日本人
30年後の遠近法で見えるもの
本を狩る
「近所」「社会」「群衆」
河童はトリックスター
VII ひとの棲処
全体に経年の汚れが見られますが中はきれいです。
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