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図録 源氏物語 白描 絵巻 紫式部 安沢阿弥 画集

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はぴばに
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2013年発行 全128 ページ 透明の収納ケースはありません、図録のみの出品です。 状態:中古 概ね良好 ■本書序文■ 白描画は、墨の筆線だけを主体として描かれた絵画を指します。 墨を面的に使用し、暈かしで濃淡・明暗を表現する「水墨画」とは、この点で区別されます。 白描画には彩色を施す前の下絵、粉本と呼ばれる転写、素描なども含まれます。 しかし西洋画におけるデッサンとは異なり、 筆線そのものの表現力(骨法用筆)を鑑賞する所にその特質があります。 中国では古く「白画」とよばれ、唐の呉道玄によって完成されたのち、 北宋末には李公麟によって復興されました。 日本においても『麻布菩薩像』、『鳥獣人物戯画』『隆房卿艶詞絵巻』 『枕草子絵巻』などの作品が知られています。 源氏物語では、室町時代の白描絵巻が十数点確認されています。 中でも、奈良慶福院の尼門跡・花屋玉栄(1526~1602年以降)による『白描源氏物語絵巻』は、 源氏研究が男性貴族に独占されていた時代に、女性による女性のための解説書として貴重な作品です。 この伝統の上に、江戸時代のベストセラー『絵入源氏物語』(1650年)が生み出され、 源氏物語の読者は庶民・女性にも広がっていきました。 安沢阿弥画伯が、古式ゆかしく新たな精神で甦らせた、 平成の白描源氏絵巻を、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。
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