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みづほ - 句集

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遊び紙に著者から持ち主宛にサインがあります(写真参照)。本文は良好です。中古本にご理解のある方、宜しくお願い致します。 20240714-3980 出版社 ‏ : ‎ ふらんす堂 ISBN-10 ‏ : ‎ 4781409059 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4781409054 山本惠朗 ◆第一句集 蝉捕れぬ日は空蝉を子に与ふ 蝉が捕れなかった日のために、あらかじめ用意したのだろうか。「溺愛」をさりげなく表現。 豆飯の翡翠の玉を舌の上 初ものの豌豆の美しさを宝石色になぞらえ、舌の上で楽しんでいるところ。 魚になりしかかいつぶり浮いて来ず 潜って魚を捕ってるのが得意な鳰。もしかしてと童心に返って浮くのを待っている。 俳句は“子供の心で、大人の表現”であることを実践しているのが著者である。 (帯より・鷹羽狩行) ◆作品紹介より 豆撒くや鬼はいづこと孫の問ふ 門松の切り口の鋭き夜明けかな てふてふを追ひて駆込み寺の中 鯉のぼり目をみて話すこと教へ 春寒や竹人形の鬼女の舞 里山のくろぐろと寄せ秋の暮 聴衆の咳をさまりて二楽章 たんぽぽや校門までのかけくらべ 仏壇の鶯餅のいつ鳴くや 大花野迷ふてみたくなりにけり 著者について 1936年 長野県に生れる 1959年 東京大学経済学部卒業 株式会社富士銀行入行 1996年 同行頭取 2002年 銀行統合により頭取退任 みずほフィナンシャルグループ名誉顧問 2004年 「狩」、「三木会」(クラブ関東)入会、鷹羽狩行先生の指導を受ける 2009年 「瑞の会」入会、片山由美子先生の指導を受ける 2010年 再びクラブ関東で鷹羽狩行先生の指導を受け今日に至る
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