ハウスオブローズ 12年 空瓶とカートンセット

ご注意ください。中身はみんな私が飲み干しました。 伝説のブレンダー、「スコッチの司祭」ことウィリアム・ホワイトリーが手掛けたブレンド、ハウスオブローズ 12年の空瓶とカートンのセットになります。 ハウスオブローズとは英国上院議会を指し、実際このボトルは上院議会に付属のバーと、その近くに建つ貴族階級専用ホテルのみでしか飲めないものでした。 ホワイトリーさん渾身のブレンドは、当時それだけ高く評価されていたわけです。 ミスタースコッチ、ホワイトリーさんは当時のエドラダワーに徹底的に魅了され、エドラダワーの質のいい樽を厳選し、少量のグレーンを混入して延ばすというやり方をしていたようです。 現在もそうですが、当時はもっとエドラダワーは生産量が少なくて希少です。 彼の悲願はエドラダワー蒸溜所そのものを入手することでした。 その願いは彼の晩年に、遂に叶います。 ウィリアムホワイトリー＆コーポレートのブレンドスコッチは全て、エドラダワーのみをキーモルトに据えました。 ハウスオブローズは90年代、原酒不足に悩んだWW&Co.が全ボトル回収を指示したために現存ボトルはかなり希少です。 また、ウイスキーマニアなら誰もが通る道、キングスランサムもホワイトリー氏の作品ですが（ご存知ない方はキングスランサムで検索ください）、中身は同一でワールドラウンドを経験したものがキングスランサム、樽出しがハウスオブローズとの分け方だったようです。 比較的綺麗なボトルですが、裏面ラベルにはキズがあります。 何か税関を誤魔化すための行為があったのだろうか？と想像しています。 またカートンにも折れが少々あります。 こうした銘柄が無くなった現在、世界から色気が失われていることを実感しています。 キングスランサムなど、メルカリTAXを考えたら本物は出品できませんから。 ご質問等ありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。