作・絵: バージニア・リー・バートン
訳: 村岡 花子
出版社: 福音館書店(世界傑作絵本シリーズ)
発行日:1961年8月1日初版 1988年7月25日第66刷
税込価格: ¥935
32×24㎝ 45p
☆中古品。本文にヨゴレ・キズ・書き込みなし。
【カバーなし・帯なし、表紙・裏表紙・背表紙全体に少ヤケによる黄ばみ】
◎世代を越えて愛されてきたロングセラー絵本
機関車のちゅうちゅうはいつも、客車や貨車を引いて小さな町の小さな駅から大きな町の大きな駅へ走っていき、また戻ってきます。たくさんの人やたくさんの荷物を乗せ、長い道のりを走ります。
ある日ちゅうちゅうは考えました。もうあの重い客車なんか引くのはごめんだ。ひとりならもっとはやく走れるし、みんなの注目を集めることが出来る……
ついにちゅうちゅうはひとりで走り出します。勢いよく誇らしげに走るちゅうちゅうとはうらはらに、牛や馬やにわとり、そして人たちは驚き、逃げ惑います。踏み切りを無視し、跳ね橋を飛び越え、大きな駅の操車場を突っ切って走るちゅうちゅうにみんなは怒り出します。町を抜けて田舎へ走っていくちゅうちゅう。暗くなって道もわからず、石炭も水も少なくなり、もう何年も使っていない古い線路に迷い込んでとうとう止まってしまいます。そこに迎えに来てくれたのは、最新式の汽車にのった機関士でした。
◎子どもの冒険心にぴったり合った物語の展開と、ダイナミックに描かれた機関車が子どもの心をとらえます。