美貌のひと　歴史に名を刻んだ顔　中野京子

美貌のひと―歴史に名を刻んだ顔 中野 京子 ＰＨＰ新書 2018 絵画のなかの美しいひとたちは、なぜ描かれることになったのか。美が招くのは幸運か破滅か。その後、消失することなく愛でられた作品の数々。本書では、４０の作品を中心に美貌の奥に潜む光と影を探る。 目次 第１章 古典のなかの美しいひと プロセルピナ―ロセッティ アポロンとマルシュアス―ペルジーノ ユーディットと侍女―アルテミジア 小椅子の聖母―ラファエロ マグダラのマリア―クリヴェッリ スザンナと長老たち 麗しのロジーヌ―ヴィールツ 第２章 憧れの貴人たち 侯爵夫人ブリジーダ・スピノラ＝ドーリア―ルーベンス デヴォンシャー公爵夫人―トマス・ゲインズバラ 狩りのディアナ―フォンテーヌブロー派 自画像―ヴァン・ダイク ゾフィ大公妃―シュティーラー 醜い公爵夫人―マサイス 第３章 才能と容姿に恵まれた芸術家 シャネル―マリー・ローランサン 凸面鏡の自画像―パルミジャニーノ バイロン―トーマス・フィリップス リスト―アンリ・レーマン サラ・ベルナール―ミュシャ 自画像―タマラ・レンビッカ 第４章 創作意欲をかきたてたミューズ 商人の妻のティータイム―クストーディエフ ブージヴァルのダンス―ルノワール モンテスキュー伯爵―ボルディーニ 夢―パブロ・ピカソ 忘れえぬ女（ひと）―クラムスコイ あとがき 今回は年代地域を跨いだ数々の美貌が紹介されている。個人的には表紙にもなっている忘れえぬ女が一番印象的。 そのほかにも宗教画から肖像画まで様々な絵がいつも通り関わるエピソードが紹介されており興味深い。同じ絵についてでも著者によって解釈や紹介エピソードが違うのが面白いのでぜひ色々な著者の本を読んでみることがおすすめ。（レビューより） #アート #肖像画 #自画像 #キリスト教 #本 #BOOK #思い出本屋 #思い出本屋西洋文化 #思い出本屋西洋美術 #思い出本屋西洋史 #思い出本屋評伝・自伝 #思い出本屋宗教 #思い出本屋風俗 #思い出本屋家族 #思い出本屋政治 #思い出本屋随筆