J. ミッチェル (著),
R. リカード (著), 村田 薫 (翻訳)
1987年7月10日初版第一刷発行
歴史的文献も
フルに活用した
超常現象博物館
といった趣の一冊。
超常現象研究のパイオニア、
チャールズ・フォートを継ぐ
徹底的な事例収集からなる、
その現象の多彩さとユニークさ、
独創的な仮説の提出が面白い。
ただし、
信憑性や懐疑精神は
ピラミッドの呪いみたいに
事実からして
デタラメだらけの記述や、
創作としか言えないものも
かなり混ざっていていまいち。
それでも、
エリアーデや
ユングといった
宗教学や妖精と
UFOの類似性を並べる
民俗学的な考察、
物質と人間の中間に位置する世界、
幻象界を肯定する
幻像論的世界観と見所も多い。
(読書メーターより抜粋)
☆世界各国に存在?する
不思議なお話?、都市伝説?
を真面目に、時には出鱈目に
綴った本作。
それはそれとして
西洋、東洋の風俗、
思想、信条、精神などの
文化の相違、
そしてそれを記すに
費やした人々の時間、
歴史等の背景が偲ばれて
微笑ましく思えるのは
私だけでしょうか?
☆発行より約33年
経過はしており
カバーの日焼けや
本体の紙質の劣化
が見られますが
読んで頂くには
問題のない状態です。
末永くお付き合い
頂けましたら幸いに思います。