Kraja UNDER HIMMELENS FASTE

『ブルサンド・ハヴ』が各方面から大評判! スウェーデンの伝統の声を聞かせる4人組のセカンド作 2012年12月に初めて来日公演を行い、北欧音楽ファンから大きな喝采を浴びたスウェーデンの4人組ア・カペラ・グループのクラヤ。さらに2011年に発表した彼女たちの最新作『ブルサンド・ハヴ』(ライス INR-5315)も各方面から評判が高まりつつある彼女たちの2008年作を日本発売することにいたしました。 最新作『ブルサンド・ハヴ』では彼女たちのオリジナルがレパートリの中心でしたが、ここではスウェーデンの伝承曲をメインに、神秘的なハーモニーを伴って聞かせてくれます。また最新作では一部楽器の演奏もフィーチャーされていましたが、ここでは全編無伴奏によるア・カペラのアレンジ。美しい四つの声それぞれが化学反応を起こし、何とも心地よい響きを醸し出してくれます。 先の来日公演で披露した曲ももちろんここに収録。ライヴ、そして『ブルサンド・ハヴ』で彼女たちのファンになられた方々に強くお勧めいたします。 アーティストについて 2012年で結成10周年になるクラヤは、1983年生まれのリサと86年生まれのエヴァのレスタンデル姉妹を中心にリンネア・ニルソン、フリーダ・ヨハンソンを加えた現在全員20代の女性4人組。 2005年にデビューを果たし、これまでにオリジナル作品3枚を発表してきた彼女たちは、スウェーデン各地に残る伝承歌や賛美歌などのほか、自身のオリジナル曲などもレパートリにして大きな人気を博すようになりました。 彼女たちの音楽の大きな特徴は、ほとんどの曲において伴奏が一切入らない純粋なア・カペラを聞かせてくれる点で、さらにそれは複雑なメロディーが絡み合ったポリフォニックなハーモニーを持っています。いわばブルガリアン・ヴォイスのようなポリフォニー・サウンドが中心ですが、そこに北欧ならではの耽美性が加わり、より神秘的な輝きが感じられる点にオリジナリティを感じます。それは北欧の牛飼いたちがかつて編みだしたとされる高い声を出すための発声法を発展させた伝統歌唱法“キューリング”がその背景にあることが大きく影響しているのだそうです。