モーツァルト
①ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 K.576
②ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545
③ピアノ・ソナタ第18番ヘ長調 K.533+494
イングリット・ヘブラー(p)
録音:1986-91年[デジタル]
現代を代表するモーツァルト弾きの1人であるイングリット・ヘブラーのモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集からの1枚。優美で気品のある演奏は今なお魅力十分です。
ハスキルやクラウス等に続く女流モーツァルト弾きとしてIヘブラーはモーツァルト作品の独奏曲、協奏曲集を録音完結。ピアノ・ソナタ全集は二度感性するという偉業を達成しており旧盤は1963~1967年37~41歳(生年1926年説による年齢、1929年説も有るそうです)そして新盤は1986~1991年60~65歳(前記同様)の頃のものです。先輩ハスキルの時に零す脆さ、クラウスの躍動感と比べてヘブラーの演奏は一音一音丁寧で柔らかく暖かい音色からもたらされるその演奏はやはり先輩が東欧系でありウィーン出身の彼女との違いが多分にあると思います。聴き疲れのしないソフトでまるい音。節度ある表現で、自然な流れを大事にしていると感じられる。モーツアルトの光と影を織りなす、この上なく彫の深い演奏で、初回録音から20年たったヘブラーの到達した境地といえよう。録音も素晴らしく、演奏も含め最高ランクの名盤であることは揺るぎない。
ライナー(解説書)の解説文が、縦書きになっており、とても珍しいです。
国内盤、帯無し、プラケースすれあり
★盤面少しすれ目立ちますが再生問題なし【試聴確認済】
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