美術手帖 2011年1月号　ヌード　裸とエロスの美術史

SPECIAL FEATURE｜ヌード　裸とエロスの美術史 BONUS TRACK｜ 綴込付録｜魅惑のグリーティングカードセット PHOTO GALLERY 蜷川実花 Ninagawa Baroque｜島貫泰介 モナ・クーン From the Portfolio France｜伊東豊子 MAIN FEATURE｜ヌード　裸とエロスの美術史 01｜裸の芸術、ヌードの誕生｜藤原えりみ 　西洋裸体美術の起源としての古代ギリシャ 02｜キリスト教とエロスの危険な関係｜藤原えりみ 　裸体と性、その封印と認可をめぐる基礎知識 03｜理想の肉体美の探求｜藤原えりみ 　人間礼讃! 裸体表現の真髄としてのルネサンス 04｜神話と世俗のヴィーナスたち｜藤原えりみ 　多様化する美女とヌードのルネサンス 05｜凄い体、怖い体、惨い体｜宮下規久朗 　西洋対日本、死と贖罪をめぐる痛ましい肉体の系譜 06｜色気の毒気、バロックの劇場｜宮下規久朗 　光と影が生み出す肉体表現の驚異脅威 07｜恋のかけひき、浮気なロココ｜宮下規久朗 　18世紀フランスから花開いた優美な享楽の世界 08｜江戸の色道、春画と刺青｜宮下規久朗 　プレモダンの日本が生んだ裸体表現の美と伝統 09｜官能と欲望の絶頂!?｜藤原えりみ 　19世紀ヌードアートの黄金時代 1 フランス編 10｜ロマンチックで猟奇な大英帝国｜藤原えりみ 　19世紀ヌードアートの黄金時代 2 イギリス編 11｜モダンな裸の起源｜宮下規久朗 　ヌード美術史の大転換 − マネからキュビズムへの革新 12｜娼婦と聖母、宿命の女たち｜藤原えりみ 　爛熟する官能 − 世紀末からボヘニアニズムの時代へ 13｜近代日本のヌード、誕生と成熟｜宮下規久朗 　「裸体画論争」以前・以後 14｜「ヌード」の脱構築｜谷川 渥 [解]藤森愛実 　20世紀から21世紀へ − 肉体の「理想的形態」からの逃走 Column 01｜文明と信仰のエロス｜谷川 渥 　世界の諸宗教における性と肉体の思想と表現 02｜ホモエロティシズムの饗宴｜藤原えりみ 　ヌード芸術黄金時代のもうひとつの愉しみ 03｜ケネス・クラークの『ザ・ヌード』再考｜谷川 渥 　「理想的裸体像」の探究を超えて ほか