■しばたひでき（天真楼亮一）先生により、
2011年よりワニブックス刊「コミックガム」誌上で連載された
「私たちのサークルあるかの」を単行本化するにあたり、
改題、描きおろしを含めた一冊、
「同人はじめたけど売れなさすぎワロタwww」です。
国際展示場駅前の大型会場にて開催される、
全国から数十万の人間が押し寄せる、超大規模の同人即売会「コミックEXPO」。
その通算73回目の夏季イベントが開催される。
そして「ニセ壁」の一角「ほ-24b」のブースには、
代表者・葵スピカ率いる総勢4名の女子による、新進同人サークル「あるかの」。
「あるかの」の活動内容は、超人気同人ゲーム『西方教戒』の18禁二次創作本だ。
天原かぐやは同人活動でのボロ儲けを狙い、
一方で初めて小説形式で同人活動に参加した星野ふるよは、
自分の作品がどう世の中に受け入れられるか強い不安を抱く。
しかしイベント開催後も、本の売り上げはほとんど無い！。
サークル活動の提案者・茅音ルカは、ブースを訪れる客に
自分たちの本を熱心に勧めるがうまく行かず、結局「あるかの」メンバーは、
隣の超人気サークル「バリアリーフ」に押し寄せる客の行列整理を
手伝うことにまでなってしまう…。
同人野郎、同人ガールには「あるある！」小ネタが随所に盛り込まれ、
この先、このサークルはどーなっちまうの？と、
思わせた矢先にコミックスは終了。
現時点で続刊のアナウンスはされていないが、
これからキャラクターたちが動き始めようとしている…、
2013年、つづきが気になる一作である。
■2013年発行。初版。
■発行当時の定価672円でした。帯、売上げカード付属。
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