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凝ったペイズリー(ボテー)と赤と青の、大小、釣鐘状の花を捺染した古カラム・カール

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¥ 8,460

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HAKU
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地方の古い家に残された、イラン中部イスファーン特産のカラム・カーリ(ル)で、テヘランで50年前頃に入手した人から頂いたと聞きました。  カラム・カーリは、厚手の綿布に、単位モチーフ(図柄)ごとに彫り、握れるサイズの木型を作り、例えば、青色用の台で木型に染料を付け布に押し、単位図柄の青部分を捺染します。重なりに注意し繰り返し、布全体に広げます。次に、赤の染料を付けて赤部分を捺染し全体を仕上げます。  細長の枠では、細かな図柄が丁寧に描かれます。左端から少し右は、11花弁の丸い大きな青い花があり、少し離れて白い葉の出た肌色で曲がった茎と小さな青い花で始まり、黄・黒の花芯も再現されます。さらに茎は伸び、銀杏風の2段青花や、百合風の下向き花が続き、茎の先では青い11花弁の丸い大きな花が、赤・白の芯と丸い輪まで描かれ咲き誇ります。茎から花までの単位木型は、約18㌢幅6㌢となります。一番外の枠にも、4花弁の青い花と赤い花、その両側に赤・青の紐の細かな紋様が見られます(6,8枚め)。  広い中央部では、イランでボテー(花の意、一般にペイズリー)と呼ばれる、曲がった花が布全体に広がり、外の青枠、内側で赤い連続矢印、黒い縁取の肌色若葉、さらにシダ状の葉か芽まで、凝ったモチーフが捺染されています。ボテーから、赤白斑点の青い曲がった茎が続き、茎から上や下向きの赤青小花が出て、小さな花びらや葉も見られます。赤と肌色の連続した三角の細長い枝か根は、生き物の活力を感じさせます。  ボテー木枠の幅も、左下のペイズリーから少し右のそれ少し前まで、約15㌢と推測されます(9枚め)。縦は、上までの約80㌢が小さく2つか3つで、扱い易いサイズに分かれると思われます。木型による精緻な多色仕上げは、浮世絵師の重ね刷りに似て、ペルシャ職人の技に驚かされます。  裏にペルシャ語で制作地と制作者名、イスファハン・バーザルやアザルの名、1001とあり、職人の気概が感じられます。ボテーと花・茎を細やかに描いた、約50年を経たヴィンテージの本品は、昨今の整った図柄と異なり、かつて砂漠の地を囲み水路を備え花で満ち、西欧庭園の祖ペルシャ庭園の記憶を映し出すようです。  一部に見える薄茶部分など経年変化と、撮影による若干の色違いは御了解下さい、初数回の洗濯では、色落ちに御注意ください。サイズ 約95㌢X92㌢フリンジ除く
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