シューベルト
八重奏曲 ヘ長調 op.166, D803
ウィーン室内アンサンブル
ゲルハルト・ヘッツェル(ヴァイオリン)
クラウス・メッツル(第2ヴァイオリン)
ルドルフ・シュトレンク(ヴィオラ)
アダルベルト・スコチッチ(チェロ)
ブルクハルト・クロイトラー(コントラバス)
アルフレート・プリンツ(クラリネット)
ミヒャエル・ヴェルバ(ファゴット)
フランツ・シェルナー(ウィンナ・ホルン)
録音:1980年
ウィーンの名手たちのアンサンブルは出てくる音が大体想像できてしまうのに、いざ聴き始めると引き込まれてしまう。ヘッツェル、プリンツなどの暖かく親密な雰囲気、誰もが楽しめる名曲、極上の時間が流れます。
クラリネット、ホルン、バスーン、弦楽四重奏、そしてコントラバス、という編成のシューベルトの八重奏曲。シューベルトの室内楽でもっとも編成が大きな作品で、これまでにも多くの巨匠たちが録音をしてきた名曲です。シューベルトの「音楽に生きる喜び」が込められています。心打つ旋律、そして楽器の采配の妙に感動する瞬間の連続のような作品。きわめつけは絶美の第2楽章。各奏者の旋律の受け渡しなど、シューベルトの音楽の素晴らしさ、そして素晴らしい演奏者たちが「アンサンブル」することによって生じる化学反応にあらためて感じ入るばかりです。シューベルトの音楽世界の旅をする方には必聴の名曲名盤です。
クラリネットを愛したフェルディナント伯爵とシューベルトは音楽の夕べで親交を深める中。ベートーヴェンの七重奏曲が大評判となっていたので、それと同様の作品を、とシューベルトに依頼した。弦楽四重奏「ロザムンデ」や「死と乙女」と同じ時期に作曲され、直後には「美しき水車小屋の娘」も完成するなど、非常に充実した時期の作品。当時の交響曲や弦楽四重奏曲などのスタンダードであった4楽章構成でなく、ベートーヴェンの七重奏曲と同じ6楽章の構成をとっており、これはディヴェルティメント、つまりはどちらかというと楽しみのためという色合いが強いものとなっています。天上の美しさの旋律に満ちた作品です。
国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 14
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