★れ 多文化社会アメリカの歴史 別の鏡に映して / ロナルド・タカキ 富田虎男

この他にも小説、思想書、人文書、エンタメ、SF、ミステリ、古雑誌など出品しております。 #二千二十二一二 【内容紹介】 マイノリティの視点から描かれた知られざるアメリカの歴史。自らも日系三世として生まれた著者が、多民族社会アメリカの成立過程で少数諸民族が果たした役割を再評価する。 自らも日系三世として生まれた著者が、多民族社会アメリカの成立過程で少数諸民族が果たした役割を再評価。WASP史観の一元的歴史叙述をのりこえ、マイノリティの視点から知られざるアメリカの歴史を描き出す。 第１部　無限―コロンブス以前―ヴィンランド 第２部　境界―解き放たれたプロスペロー―市場革命 第３部　距離―フロンティアの消滅 第４部　交差点―ダッハウの灰 ロナルド・トシユキ・タカキ（1939 - 2009）は、アメリカ合衆国の歴史家、民族学者。日系3世としてハワイのオアフ島に生まれ、アジア系アメリカ人に向けられたステレオタイプ、例えば、モデル・マイノリティ概念などについて論じた。タカキは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校で最初の教職に就き、同校で最初の「黒人の歴史」の授業を担当した。授業の初日、学生の1人が「この授業では『革命の戦術』について何を学べるのか？」と質問した。 1972年にバークレーの教職に就いたタカキは、「アメリカにおける人種不平等：比較論的観点」という研究コースを担当し、やがてそれは学部のエスニック研究専攻課程と、エスニック研究専攻の博士課程プログラムへと発展した。以降、30年以上にわたって、この課程の拡大に大きな貢献をし続けた。タカキはまた、バークレーにおける必修科目として多文化を学ぶ「アメリカの諸文化」の開発にも関わった。この動きは、いわゆる「ポリティカル・コレクトネス」に批判的な立場から厳しく非難された。2004年に引退するまで、タカキはアジア系アメリカ人研究担当の教授職を永く務めたタカキは、その見識や教育実践、著作によって、世界中の各地で、自身の考えを様々な人々と共有する機会をもった。 #歴史の本 #アメリカ合衆国の本 #そるてぃ書店 #近代史 #オレンジの本棚 #人種差別