J.S.バッハ
6つのパルティータ BWV.825-830
disc 1
①パルティータ第1番変ロ長調BWV.825
②パルティータ第2番ハ短調BWV.826
③パルティータ第3番イ短調BWV.827
disc 2
④パルティータ第4番ニ長調BWV.828
⑤パルティータ第5番ト長調BWV.829
⑥パルティータ第6番ホ短調BWV.830
ヘルムート・ヴァルヒャ(アンマー・チェンバロ)
録音:1958年3月ハンブルク
ステレオ(アナログ/セッション)
2度のオルガン全集と並びヴァルヒャの遺した偉業、EMIへのバッハ・チェンバロ作品集の1作。ヴァルヒャのバッハは、純粋な姿勢でバッハ像を捉えた名演として愛聴されてきたが、この「パルティータ」も、他のバッハと同様、厳格さを漂わせながら、かつ心のこもった演奏です。
ヴァルヒャのアンマー・チェンバロ(モダン・チェンバロ)による演奏です。現在主流のピリオド楽器(古楽器)による演奏ではありませんが、そんなことは問題にならないくらい素晴らしい演奏です。今となっては、逆に新鮮に響く印象もあります。ヴァルヒャはバッハの作品の骨格を浮き彫りにしながら淡々と語るように奏でていますが、一連の舞曲は心憎いほど特徴づけられ、生き生きとした生命が与えられています。厳格な演奏というイメージのヴァルヒャですが、この演奏は『イギリス組曲』らしく雄渾かつ重厚な演奏です。
ヴァルヒャは二度目の平均律とシェリングと組んだヴァイオリンとチェンバロのためののソナタの録音以外、アンマー・チェンバロを使用。その音色がとても新鮮。今の時代こういう音は世の中にありません。ちょっと古臭くもあり、煌びやかで高貴な感じのする音。それでも音色、音量ともに潤沢で表現力の豊かなアンマーを用いたのはきわめて妥当な選択だったとい思えます。
ヘルムート・ヴァルヒャ(1907-91)
オルガン・チェンバロ奏者。ライプツィヒ生まれ。ライプツィヒ音楽院在学中の16歳で失明。ギュンター・ラミンに師事、26年からラミンの助手としてトーマス教会でオルガンを弾く。以後着実にキャリアを積み重ね、世界的に活躍する。厳格なバッハ演奏で一時代を画した。
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