「恋歌」
五木寛之
#五木寛之 #本 #日本文学/小説・物語
ある雨の夜、レコード会社の学芸部長、井沢信介が乗った車が一人の女性をひいた。闇の中に浮かぶ白い足。ここから男と女の人生が劇的に変化していく―。孤独を抱く美人キャスター直子、セックスレスに悩む妻、冬子。上京により新たな青春にめざめた亜由美。一九六〇年代の東京のみずみずしい愛の物語。
闇の中の白い脚
翳のある目
男と女の河
長い暗い夜
夢を売る市場
冬子の旅
北国の街
新しい季節
聖夜の星
三つの炎
新しい春に
男たちの企み
朝の別れ
冬子の夜
危険な栄光
深夜の告白
終わりの章