ＬＰ２枚／クレンペラー／マーラー・交響曲第２番／ワーグナー・ヴェーゼンドンクの歌

マーラー・交響曲 第2番 ハ短調 「復活」／AA-8098,9 エリザベート・シュワルツコップ (ソプラノ) ヒルデ・レッスル=マイダン (メゾソプラノ) フィルハーモニア合唱団 ワーグナー・ヴェーゼンドンクの歌 第1曲: 天使/ 第2曲 止まれ / 第3曲 温室にて にて ] 第4曲: 悩み/ 第5曲 : 夢 クリスタ・ルードヴィッヒ (メゾ・ソプラノ) オットー・クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団 クレンペラーの演奏について オットー・クレンペラーは1885年プレスラウにうまれ、ハンブルク に育った。ちょうどマーラーがハンブルク歌劇場の指揮者をつとめて いた頃のことである。 フランクフルト高等音楽学校を卒業した彼はベ ルリンに出てさらにハンス・フィッツナーなどに師事していたが、 1905年、20才の彼に大きな機会が与えられた。 この年オスカー・フリートの指揮でマーラーの第2交響曲が演奏されたとき、 彼は舞台裏のオ ーケストラの指揮をゆだねられたのである。 この演奏会に来ていたマ ーラーはクレンペラーの才能を認め、かつて自分が音楽監督をしてい たプラハのドイツ劇場の指揮者に推薦したのであった。 それから以後、 今日に至るまでのクレンペラーの輝やかしい足跡について改めていうまでもあるまい。 交響曲作家マーラーは、その交響曲の中にベートーヴェンの後塵を拝して声楽を組み入れた。 マーラーの交響曲10曲のうち、《魔法の角笛交響曲》とよばれる第二、第三および第四、第八(《千人》)の計四曲は声楽入り。それに交響曲の番外《大地の歌》、純器楽の一、五、六、七、九、および未完の《第10》を加えた以上11曲に、《少年の魔法の角笛》と《さすらう若人の歌》を添えると、およそマーラーの全貌にふれたことになる。 ワーグナー(1813~1883)。幼児から、芸術的家庭環境のおかげか、天分の故か、ワーグナーは演劇と音楽にひじょうな関心を示し、自ら台本を書いて作曲するのが一番の楽しみだった。ひまさえあれば大好きなウェーバーの《魔弾の射手》などをいたずら弾きし、組織的なピアノの勉強などは大嫌いだった。 楽しんで聴いていただける商品です。ジャケットに歴史を感じさせるそれなりの痛みはあります。