諏訪内晶子/スラヴォニック
①ドヴォルザーク: 4つのロマンティックな小品
②ドヴォルザーク: 《スラヴ舞曲集》より 第1番~第3番
③ヤナーチェク: ヴァイオリン・ソナタ
④ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 作品120の2
⑤ブラームス/ヨアヒム編:『ハンガリー舞曲集』より第2番ニ短調
⑥ブラームス/ヨアヒム編:『ハンガリー舞曲集』より第5番ト短調
⑦ブラームス/ヨアヒム編:『ハンガリー舞曲集』より第8番イ短調
⑧ブラームス/ヨアヒム編:『ハンガリー舞曲集』より第9番ホ短調
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
録音:1998年 9月(デジタル)
諏訪内晶子の第3弾。チャイコフスキー・コンクール・コンビ(同じ年のヴァイオリンとピアノの優勝者)のデュオです。彼女の音色は落ち着きと艶を増し、過去の3作の中ではベスト。スラヴ舞曲はややていねいすぎるが、秀逸なのはヤナーチェク。さらに,最後のハンガリー舞曲も二人ならではの快活な秀演です。諏訪内晶子の使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作の銘器ストラディヴァリウス「ドルフィン」です。ヴァイオリンの美しい音色をお探しの方に強力にオススメいたします。
最初のドヴォルザークの4曲で、完全に心をつかまれる。美しい演奏、技術も解釈もふまえて、天才としかいいようがない。
ヤナーチェクのヴァイオリンソナタを聴いて下さい!独特の不思議な世界観、ベレゾフスキのピアノとの掛け合いが生み出す緊張感、切なさ、激しい情念、そして何と言ってもその音の絹のような美しさ。虜になります。凛とした美しさを持つ諏訪内さんのイメージにぴったりの曲だと思います。4楽章の一部のモチーフに似たメロディを持つブラームスクラリネットソナタ第2番(作曲家自身によるヴァイオリン編曲)がその後に続き、そのプログラム構成もお洒落です。4つのロマンティック、舞曲も、彼女らしく美しくしなやかに歌い上げます。彼女の音楽を聴けば、彼女は身も心も豊かで美しい人なのだと判ります。
国内盤、帯無し、盤面傷無し 13
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