ジョン・ケージ Organ²/ASLSP ボセット＆エリクソン

ジョン・ケージ(1912-92) Organ²/ASLSP（1987) クリストフ・ボセット (Christoph Bosset org) ハンス-オラ・エリクソン (Hans-Ola Ericson org) 2003.12.15-16 ナウムブルクでの録音 CD1枚 organam classics OGM291026 2008年発売　独盤？ ケージの没後に企画された、ドイツ・ハルバーシュタットの教会で、2001年から、639年かけてこの曲を演奏するプロジェクトで知られる超有名曲を、CD1枚に収めたアルバム。ちなみに、639年は、ケージとは関係なく、教会創建から2000年までの期間のようです。 85年作曲のピアノ曲ASLAPを、87年にオルガン用に改作した曲で、全体は8つの部分からなります。ちなみに、Peters出版のスコアは各ページ2部分の4枚です。 「世界最長の曲」といわれ、ASLAP(As Slow As Possible)とありますが、演奏時間は奏者の裁量で、639年かけて演奏しても、秒で終了でも可です。 ディスク収録の演奏では、この曲を献呈されたゲルト・ザッヒャーによる「メッツ音楽祭20年」盤や、スヴェンスカ・キルカンのケージ・エディション盤では25分、ピエルジョヴァンニ・ドメニーニのダ・ヴィンチ盤では16分です。いずれもケージの別作品との併録なので、それが演奏時間にも影響しているかも、です。 このディスクは、ハルバーシュタットのプロジェクトにも関わるドイツの奏者ボセット(1957-)と、スウェーデンの奏者エリクソン(1958-)、2人の20世紀音楽のスペシャリストのアルバム。 4つの音源と、それらをコラージュした、合計9つのトラックからなり、各トラック8分ほどで、約70分。CD1枚の収録時間にあわせています。ナウムブルクの聖ヴェンツェル教会の、18世紀半ば製作のオルガンでの演奏です。 ケース、解説に細かいキズ、汚れあり、当方の機器では再生に問題なし、素人保管。 よろしくお願いします。