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美品 音楽が終わった夜に 辻仁成 貧乏、エコーズ結成、クビ宣言、過労死他 今川勉

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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 コンサートが始まる直前の、あの昂ぶりが心地よかった。生活のささやかな出来事を呪文のように並べた歌が好きだった。やがて音楽が終わり、アンコールの手拍子に呼び戻される瞬間が嬉しくてならなかった。みんな、革ジャンの下は素肌で生きていた。夢だけは手放さなかった。ロックの輝きに無垢な魂を燃やして…。’80年代のロックシーン、ひたむきな情熱の光と影を、等身大に活写する。 魂が歌わせるんだ(魂が歌わせるんだ;大きなタマネギ;プライド ほか) ベルを鳴らせ(小さな集合体;ワンナイトスタンド;ローディ・ブルース ほか) アンコールは何をやろうか?(音の風景;失われていく音;音の妖精たち ほか) レビューより いまや小説家の肩書きがメインになった辻さんが、自らの音楽活動や音楽仲間、音楽自体への思いを綴ったエッセイです。 音楽仲間については、明治大学生チョッパーベーシストSと1つの玉ねぎを“山分け”したこと(ファンクラブ会報フラジルにも掲載されたエッセイ)、アルバイト先の歌舞伎町のジーパン屋で知り合ったベーシストHへのクビ宣言、スタジオミュージシャンAとの切ない別れ、PAのKさんの過労死による突然の逝去な ど、胸に訴えかけてくるエピソードが多いです。 いつもの作家辻仁成さんの「文学」ではなく、ミュージシャン 辻仁成(ジンセイ)の「青春」や「恋」を垣間見る事が出来て、新鮮でした。 それはお金が無くてカレーパンを盗んだとか いつかあの舞台に立ってやると渋公の裏のボロアパートに住んだとか 最悪の状態でステージに立った話等々・・・。 文学者としての地位を確立した彼の今まで見られなかった 生活のヴィジョンが顕著に表れていて 彼も僕らと一緒でその辺にあるものや何処にでもいる人達に 色々な影響を受けていたんだなぁと...
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