映画チラシ「タルコフスキー映画祭２０１０」

ロシアが生んだ20世紀最大の映像詩人・タルコフスキーの黙示録。 「特集：​タルコフスキー映画祭2010」 シアター・イメージフォーラムで上映された際のチラシ。 ＜監督特集＞ 監督：アンドレイ・タルコフスキー ・「殺し屋」1958 2003年に日本初公開された全ロシア国立映画大学での習作。20代の若いタルコフスキー本人も出演。 ・「ローラーとバイオリン」1960 ニューヨーク国際学生映画コンクール1位 卒業制作の最初の単独監督作。 日常的な出来事の中の奇跡を描いた美しい中篇。新しい映像作家の誕生を示した。 「僕の村は戦場だった」1962 ベネチア国際映画祭・金獅子賞、サンフランシスコ国際映画祭・監督賞 祖国のために戦った少年パルチザンの悲劇。 長編第一作目で詩情豊かな映像で新たなスタイルを確立し、世界的な評価を得た。 「アンドレイ・ルブリョフ」1967 カンヌ国際映画祭・批評家連盟賞 15世紀ロシアの偉大なイコン画家ルブリョフの生涯を描いた大作。 激動の時代を背景に芸術家の誕生を描いたこの作品でソ連当局からの弾圧を受ける。 「惑星ソラリス」1972年 カンヌ国際映画祭・審査員特別賞、国際エヴァンジェリー映画センター賞 ポーランドのSF小説を映画化したSF映画の不朽の傑作。 深層意識を物質化するソラリス上空のステーションを舞台に、記憶と地上へのノスタルジーを描く。 「鏡」1975年 タルコフスキーの幼年期の自伝的作品。 意識下の記憶の中に母と妻、私と息子が溶け合う。水、火、風の美しいイメージが幻想的に紡ぎだされる傑作。 「ストーカー」1979 ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、ルキノ・ヴィスコンティ賞 どんな望みもかなえられるという“ゾーン”への3人の男の探索。 SF小説を原作にした哲学的映像作品。ソ連での最後の作品となる。 「ノスタルジア」1983 カンヌ国際映画祭・創造大賞 イタリアに留学するロシアの詩人のノスタルジアという病を描く。 監督自身の境遇をも重ね合わせずにはいられない傑作。 「サクリファイス」1986年 カンヌ国際映画祭・審査員特別大賞、国際映画批評家賞、エキュメニック賞、芸術特別貢献賞 他人のために自分の命を犠牲にする人物を描く核の時代の「黙示録」的作品 タルコフスキーの最後の作品となった傑作 一般的な映画チラシサイズ（Ｂ５）です。