収録曲
①セレナード 作品 24
②管弦楽のための変奏曲 作品 31
③J.S.バッハのオーケストラ編曲集
1)聖アンのフーガ BWV.552
2)おお愛する魂よ、汝を飾れ
BWV.654
3)来たれ、創り主にして聖霊なる神よ
BWV.631
演奏者
スティーヴン・ヴァーコー:バス
チャールズ・ナイディック:クラリネット
アラン・R・ケイ:バス・クラリネット
ピーター・プレス:マンドリン
デイヴィッド・スタロビン:ギター
ロルフ・シュルテ:ヴァイオリン
トビー・アッペル:ヴィオラ
フレッド・シェリー:チェロ
20世紀クラシックス・アンサンブル
フィルハーモニア管弦楽団
ロバート・クラフト:指揮
録音:①1994年 ②③1998年
NAXOS:8.557522(輸入盤)
ムズイ・ツマラン・ワケワカラナイの三重苦と、とかくシェーンベルクの無調作品を敬遠しがちの方に、格好の入門編となるのが当盤といえましょう。「セレナード」は、完全な十二音技法に到達する一歩手前の作品ですが、ギターやマンドリンが絡む編成の面白さや、各曲のタイトルどおりの分かりやすい性格付けが、格好のガイドとなります。
実はフルトヴェングラーが初演の指揮をしている「変奏曲」は、完全に十二音技法で書かれており、作曲技法、超大編成のオーケストラの取り扱いとともに、精緻を極めています。BACHのテーマ(変ロ・イ・ハ・ロ)のような、耳慣れた動機が出てくるのも面白いところです。
(ナクソス盤からの引用文)
新ウィーン楽派の音楽の普及に貢献したルネ・レイボヴィッツ(一時期、ヴェーベルンに師事したという「伝説」を持つ)の表現を借りれば、「管弦楽のための変奏曲」は「十二音音楽の『平均律クラヴィーア曲集』」ですが、同時にきわだった管弦楽法をもって、ベートーヴェンからブラームスにいたる性格変奏の系譜に新たな展開をあたえる作品ともなっています。
盤面に、傷はありません。
老眼での素人検品です。傷の見落としがありましたら、ご容赦願います。
出品前に、全曲の再生確認してあります。
問題なく、再生できます。
素人が自宅で長期保管していた物です。
神経質な方は、購入を控えてください。