注意、5ページ程にわたり鉛筆で書き込みがあります。1999年初版第1刷帯無しです。カバーに僅かな折れがあります。それ以外は多少の使用感がありますが概ねまずまずな状態です。宜しくお願いします。
内容
漱石は決して芸術家ではなかった。しかしそれだけ真正の意味で散文作家であったのである-。既成の漱石観にあぐらをかかず、「則天去私」といった人生観から視るのでもなく、弱点も矛盾もある「人間・漱石先生」を考える。
既成の「漱石観」にもあぐらをかかず、「則天去私」といった人生観から視るのでもなく、弱点も矛盾もある“人間・漱石先生”が好きだから、誇りに想うから、謹んで一筆、一言、申し上げる次第です。息遣いや鼓動にまで迫る、入魂・渾身の作。
著者略歴
1931年生まれ。詩人、評論家。東京芸術大学名誉教授。日本ペンクラブ元会長。1997年文化功労者、2003年文化勲章受章。詩、戯曲、文芸・美術評論と旺盛な表現活動に加え、教育活動にも熱心に取り組んだ。詩集に『記憶と現在』『悲歌と祝寿』『春 少女に』『水府』『ぬばたまの夜、天の掃除器せまってくる』『地上楽園の午後』『火の遺言』、著書に『折々のうた』『紀貫之』『岡倉天心』『超現実と抒情』『万葉集』など。『大岡信著作集』全15巻は青土社より1977~78年に刊行。2017年没。
目次
友だち―青年漱石・青年子規
「流行作家」漱石の出現
漱石・虚子・朗読
明治の青春 漱石と子規
漱石と「則天去私」
漱石と私
『坊っちゃん』の読み方
俳人漱石
漱石の俳句
「則天去私」と漢詩の実景
漱石の漢詩の世界
「拝啓漱石先生」
大岡 信
定価:¥1980
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