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谷崎潤一郎 「法成寺物語」 大正13年・新潮社

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藤原道長が創建した法成寺、その造営時に題材を取った戯曲。国宝であり世界遺産でもある平等院の範ともなった、宏壮な寺院が着々と造立される最中、本尊の脇侍たる菩薩像は古今比類なき美麗さで彫り上げられたが、とある騒動が持ち上がる。 「栄華を極めていた藤原道長が造営する法成寺の完成間近、日本一の仏師・定朝は、本尊の阿弥陀如来像作りで苦労をしている。 一方、定朝の弟子の定雲は、道長の要請で、道長の愛人四の御方そっくりの菩薩像を彫り上げ、世の評判になる。 しかし道長の四の御方への想いは四の御方には通じない。一方で四の御方も、理想の恋人にめぐり会えないことに日々悶々としていた。 そうした折、定雲が彫った菩薩像が夜な夜な南殿を徘徊するという悪い噂が立ったことから、比叡山の高僧・院源律師は、定朝に、「定雲の菩薩像にはみだらな女人の魂しかない」と諭し、煩悩を持たない若くて美しい弟子の良円をモデルにして如来像をつくるように助言し、定朝は助言に従って阿弥陀如来像を彫り上げ完成させる。 道長は、定朝が彫った阿弥陀如来像を四の御方に見せることを固く禁じていたが、四の御方は、定雲を懐柔して定朝の阿弥陀像を見ると、像は良円そっくりであった。四の御方は思わず「これじゃ、これじゃ。これこそ、妾が胸に描いていた恋人のお姿じゃ。良円さま、良円さま。物言わぬ、冷たい如来のお像よりも、生きた其方のお姿に会いとうござります。良円さま、其方を慕う煩悩の炎が、妾の胸には絶える隙なく燃えていたのでござります。生れぬ先から其方は妾の恋人でございます。・・」と如来像の前で呟いでいると、御堂に道長が現れ、二人を冷静に見やり、・・・・・・・ 新潮社・大正13年3月9版発行の谷崎潤一郎「法成寺物語」です。経年のヤケも少なく、シミや書き込み、蔵書印などもありません。 100年前の古書であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。
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