Racing on - レーシングオン - No. 531 昭和の本気、マイナーツーリング (ニューズムック)
1970年代後半に花開いた、富士GC(富士グラチャン)の前座レースがマイナーツーリングです。1300cc以下のハコ車で争われ、その高い自由度を背景に多くのチューナーが参画、トヨタと日産の争いにホンダも加勢して大いに賑わいました。代表車種はB110 サニー、KP47 スターレット、初代シビック。土屋エンジニアリングや東名自動車、トムスらが台頭し、その後の国内レースの礎ともなりました。各陣営が細部まで工夫を凝らしてエンジンや足回りを磨き、その通好みでニッチかつディープな楽しみ方と最終ラップまで続いた近接バトルは多くのレースマニアを惹きつけました。今なお業界内では当時を偲ぶ声が高く、当時のファン待望の一冊です。