1995年 カラスも猫も 武田花 安西水丸　中島かほる 東京人 クロワッサン

✳︎出版社　筑摩書房　 ✳︎発刊日　1995年4月5日　3刷 ✳︎ページ数　167p　 ✳︎サイズ　ハードカバー　四六判　 ✳︎製本　丸背紙装上製本　 装画： 安西水丸 デザイン： 中島かほる ✳︎目次 昭和三十年代の思い出 高い、高い、初体験 噛まれたこと 花も写真も日記 あの町この町日が暮れる 　1　青森県Aホテル 　2　お寺に行く 　3　食堂で 　4　名人―その1 　5　名人―その2 　6　清水まで 　7　キャベツ畑 　8　千葉、海岸通り 　9　海猫のいる港 　10　五合目の馬 　11　猫の写真を撮りに行く 　12　年末の夜 歩いて撮って 　1　谷中の猫 　2　海と飛行機 　3　いつもの公園 YURA YURAと 　1　工場 　2　犬 　3　テレビ 　4　飛行機 　5　アヒル 　6　豚 　7　食堂 　8　空地 　9　鶏 　10　入道雲 　11　海 　12　クリスマス 夜の代々木公園 写真展の夜 埠頭まで 末来の気分 　 あとがき 武田泰淳、百合子の娘であり、写真家でもある武田花の二作目のエッセイ。 写真だけを切り取って見るとノスタルジックで少し寂しい空気と思っていたけれど、文章が入るとまた少し感じかたが変わります。 見て、感じたものを切り取っていく。そこに理由を見出すのではなく、好きとか心地よいとか、そういう単純な感情を中心に据えてその世界は、とても素直で素敵だと思う。 文章は武田百合子さんぽくもあり、エッと吃驚するようなことが坦々と綴られている、その言葉もまた良い。 読んでいてとても心地よく以前人物描写が特に光る。 ◉武田花 1951年東京生まれ。「眠そうな町」で木村伊兵衛賞を受賞。他の作品に「仏壇におはぎ」「猫のお化けは怖くない」「猫光線」など。 ◉⤵︎以下検索語句 #猫写真　#武田花　#武田百合子　#安西水丸