須賀敦子さんへ贈る花束
単行本 – 2018/8/1
北原 千代 (著)
須賀さんの声はいつも本のなかにあり、ひらかれるときを待っている。外が暗ければ暗いほど、ストーブの焔の色が濃くなるのは、ほんとうだと思う。 (「待ちわびてひらくものがたり」) 「椎の実の季節には、森で拾ったほんものの椎の実を届けたいような気持になっていたし(・・・)わたしの小さな庭や畑に咲いた草花も一緒にお送りしたい気持ちになっていた」(あとがき)。 個人誌「ばらいろ爪」に連載された、静かで、ひたむきなエッセイ群。 没後20年の須賀敦子の言葉に捧げる。
北原千代
1954年生まれ。滋賀県大津市在住。 詩集 『ローカル列車を待ちながら』2005年 『スピリトゥス』2007年 『繭の家』2011年 『真珠川 Barroco』2016年、第67回H氏賞
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未読品です。