村上律と中川イサト 紙ジャケ 旧規格版 CD
1972年に突如現れた日本ロックの隠れた大名盤。シバ(ブルース・ハープ)、高田渡(マンドリン)、渡辺勝(ピアノ)、武川雅寛(フィドル)、駒沢裕城(ペダル・スティール)、上原ゆかり(ドラムス)など錚々たる顔ぶれが参加。
ブルース、カントリー、ジャグバンドミュージック、スワンプロックなどの広大なるアメリカを思わせる音楽を日本的な哀愁と陽気さに満ちた歌詞を織り交ぜて作り上げた音楽性は同年代ではちみつぱいに通じるものがありますが、さらに泥臭さを帯びており心に刺さるものがあります。
カラッとしたバンジョーから始まる『飲んだくれ女』の強靭なリズム隊はなんとも圧巻で、スローなカントリーロック『街は』は夕暮れの田園風景の中を歩いているような優しさやノスタルジアを思わせます。
帯に背やけやディスクに中古相応の小傷がありますが目立つダメージはなく中古としては綺麗な方かと思います。
レーベル SHOWBOAT
規格番号 SWAX-56
帯、歌詞カード、ハガキ、品番のカタログ付き。